うちの のんさん~常連客しずさんの子育て日記〜

うちののんさん

はじめに

のんさんは、私の息子。現在、20歳。はい、もう大人です。
ですが、子育て継続中・・・みたいな状態です。
というのも、のんさんには、生まれながらにして
重度の知的障がいと、自閉症という発達障害があって
日常生活のほとんどに介助を必要としているからです。

見た目は大人だけど、中身は幼児。その名も「のんさん!」
(名探偵コ〇ンさん、なんか言い回し使ってごめんね)
って言った方が、わかりやすいかな?

一口に「障がい」と言っても、
本当に多種多様です。

おそらく障がい児のママさんあるあるだけど、
自分の子どもの障がいについては、めっちゃ勉強するので、
それなりに詳しくなるのだけれど、
その他の障がいに関しては、それほどでもなく、
もしくは、正直なところよくわからないって人が多いと思います。

なので、おそらく、定型発達児、もしくは、健常児とか言うのかな?
(言い方悪かったらごめんなさい)普通のお子さんのママは
ぶっちゃけ障がいのある子どもさんのこととか、もっとわからないんじゃないかなと思います。

のんさんを育てて、よく思うのが
「知ってたらなんてことない」って考えです。
「知ってる」か「知らない」かで、ずいぶん世の中変わってきます。

のんさんが生まれる前、
私は、とあるお店に販売のパートに出てました。
あるとき、男性のお客様がすごい勢いで店にやってきて、
何かすごい剣幕で、ワーワー私に言ってきたことがありました。
私は、怖くなって、古株のおばちゃん先輩に助けを求めたら
そのおばちゃんは、一生懸命にその男性の話を聞いて、それから、
何か教えてあげている様子でした。すると、男性は、ぺこりと頭を下げて
ほっとしたような柔らかい表情になって店を出ていきました。

おばちゃん先輩にどうしたのか?と聞くと、
その男性には、少し障がいがあったようで、
うまく言葉をしゃべれなかったとのこと、そして、どうしても
急いで行きたい場所があって、焦って道を聞いていたんだと教えてくれました。

私は、そのとき、その男性が困っていたにも関わらず、勝手に怖がってしまい、ものすごく悪いことを
してしまったと、ひどく落ち込みました。その頃の私に、ちょっとでも障がいに対する知識があったり、障がいのある人との関わりの経験があったならば、そんなに怖がることはなかったし、何より、助けてあげることができたのに・・・。
ただ「知ってる」ってだけで、違ったのかなと今だに後悔しています。

なので、うちの「のんさん」の子育ての話をしてみようかなと思いました。そうしたら、同じような障がいを持つ子のママには、「そうそう」って思うこともあるかもしれない
し、そうでなくても、「そうなんだ」って知ることで、この先何かが変わるかもしれない。
障がいを持って生きるには、少々しんどい世の中が、ちょっと変わってくるかもしれない。
願わくば、「障がい」って言葉の持つネガテイブなイメージもちょっどだけでも変わったらいいな・・・そんな気持ちを込めて始めようと思います。

ではでは、

「うちののんさん~常連客しずさんの子育て日記」次回より本編をはじめます~(^^♪

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